クリーンセンター見学お薦めのわけ

その1 pepper君に会える

 先日、地区委員長会議後、市役所隣の新しいクリーンセンター見学に行ってきました。大階段を登ったところがメインロビー。すると2体のpepper君が誰かれ構わず「こんにちは」と話しかけているではありませんか!チラ見して通り過ぎてしまう大人達を、恨めしそうに目で追っている様子(追従機能があるらしく、足音の方に顔を向けるのです…)に、なぜか心が痛んでしまいました。きっと、子どもなら困る位、話しかけたり触ったりしてくれるのでしょうね。

 見学コースが始まる前から、期待してしまいます!

その2 モダンで見学者のことをよく考えたオープンな設計は美しい

 外観だけでは何の施設か分からないくらいモダンな建物で、地域住民が利用できる広場があったり、管理室がガラス張りになっていたり、子どものために低い位置にのぞき窓を配置するなど、とてもオープンな設計に驚きました。館内を一周するように各処理の装置のCGによる詳しい分かりやすい解説がみられるようになっていて、温水利用、発電機能も兼ね備えた優れた施設であることが良く分かりました。

 このたびの見学ではクリーンセンターが大変気を使っている周辺への臭いの対策として、徹底した洗浄と空気を吸い込む工夫も説明していただきました。実際のごみ搬入に立ち会いましたが、なるほど、ほとんど臭いませんでした。また排気についても日本で一番厳しい基準を満たしているとのこと。見学者がリアルタイムで数値を確認することもできます。

 それにしても入口のすぐ前で動く大きなクレーンによる焼却炉への投入の様子には圧倒されました。下をのぞくと、こんなに大量のごみが集まってくるのか!! 約1時間でしたが沢山のことを学ぶことができました。

 

その3 地球環境問題をもう一度考えるチャンスになる

 この素晴らしい施設で武蔵野市のごみは処理されていますが、できた灰の一部はコンクリートの材料に、最後の残りが日の出町にある二ツ塚処分場に埋められることをどれだけの方がご存知でしょうか?考えても見てください、遠い武蔵野市から灰を積んだ大きなトラックが、毎日のように日の出町に住んでおられる皆様の家のそばを通過している様子を。処分場が近くにあることだけでも既に辛いはずなのに、よその町のごみまで埋めてくださっていることへの感謝の気持ちと、できるだけごみを減量して日の出町の負担を軽くしたいという思いが湧いてきました。

 この見学によって地球規模の環境汚染問題に関心を持ち、ごみ減量も未来のためにつながる活動であることを知ってほしいと思います。クリーンむさしのを推進する会の方々も青少協第一地区委員会の委員になってくださっており、ごみ減量となる活動の一つとして「落葉による堆肥づくり」を第一小学校の校庭でPTA校外委員さんとともに行っています。できた堆肥はコミセンまつりなどでも配布しています。堆肥は11月頃にできますので、またお知らせいたします。