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みまもり隊とPマモの活動が表彰

 平成29年度、これまでのみまもり隊およびからPマモの活動に対してそれぞれ表彰されました。

みまもり隊は10年以上活動を続けています。

 一小地区のみまもり隊は約12年前のPTAから子ども達の登下校が心配という相談が青少協第一地区委員会あったのがきっかけだったそうです。全国で児童が被害者となる事件や事故が目立って来たのもこの頃だったと思います。地域の皆様は、当たり前のように子ども達を通わせていた通学路(あるいは自身も幼少期から慣れ親しんだ道)が安全だと信じていたことでしょう。当時の青少協委員長が地区委員に呼びかけ、登校日には必ず通学路を見守る「みまもり隊」を結成されたのです。

 

 第一小学校の通学路は東西に長く、三鷹通り交差点付近からサンロード付近までの大正通り。危険な交差点がいくつもあるため、何ヶ所かに立って現在も見守り続けています。

 

PTAも協力。Pマモ誕生!

 「Pマモ」とはPTAみまもり隊の呼称です。長く続いていたみまもり隊隊員の高齢化が問題になり、特に寒い冬の朝は体への負担が大きく、5年ほど前から具合が悪くなることもしばしば起きるようになったのです。青少協本体の高齢化もありましたので、なかなか代打者を探すのも難しい状況に…そこで、地区委員会でPTAに相談させていただいたところ、期間限定なら声掛けをしてお手伝いしていただけることになったのがPマモの始まりです。その活動が引き継がれて、このたびの表彰となったのです!

 

 Pマモの活動に参加された保護者が少しずつみまもり隊の活動に参加してくださって(感謝です!)、隊員の若返りも始まり、わんわん隊も結成されました。より充実して見守りができるようさらに努力をしていきたいと思います。

 

これからも通学路を地域で見守っていきたい。

  第一小学校の通学路である大正通りは、近隣の幼稚園、保育園、中学校、高校、大学の生徒や学生も利用しており、通勤や吉祥寺に買い物に出る自転車も多く、特に朝は皆様急ぎがちな上、交通量が集中してしまいますので接触事故も良く起きます。特に自転車は一時停止もせず走り抜けることが多いので、みまもり隊はいつも緊張が絶えません。

 

 ところで、みまもり隊は「子ども達の安全を見守る」だけが目的ではありません。もう一つの大きな目的は、「子ども達が自ら身を守る力を身につけられるよう導くこと」です。「良く見てね。」とか「自転車がものすごいスピードで向かって来るから、ちょっと待とうか」などと声をかけることがあるのも、単に危険から保護するための活動ではないから。皆様はもうお分かりだとは思いますが、みまもり隊は信号機でも警察でもありません。子ども達の安全を心配している地域の普通のおじさんやおばさんです。

 

 それなのに、なぜこんなに長い間みまもり隊の活動が続けられるのか分かりますか?

 

前みまもり隊長はおっしゃいます、『それは子ども達の元気な「おはようございます!」というあいさつがあるから。毎日元気なパワーをもらえるから』と。子ども達が元気に登校している様子を見てはじめて、みまもり隊もここに立っていて良かったと思えるのです。

 

 時折、通勤中のお父さんお母さんにもあいさつしてくださる方がいらっしゃいます。うれしいですよね。この和やかな朝の風景は、地域住民が互いに気遣っているからこそ保たれてきたものだと思います。

 

 昨今、通学路周辺にコインパークが次々にオープンしていることはお気づきでしょうか?空き家ばかりというのも困りますが、狭い路地を通って駐車しようとする自動車が増えるのも歓迎できません。これからもどんな変化にも振り回されず、本来の目的を忘れず、青少協はこの地域を見守っていきたいと思います!