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CAPワークショップで学んだこと

 今年度のCAPワークショップは、初めて6年生ワークショップも実施しました。参加人数は、保護者・地域21名、小学3年生14名、小学6年生6名。子ども達は真剣にワークショップの課題に取り組み、自分達の安心・自信・自由の権利を学び、また「暴力」というその権利を奪う行為を受けてしまった時の具体的なNO・GO・TELL(「いや」と言う、逃げる、相談する)という対処方法を教わりました。また6年生は中学校に通い始めると起こりうる恐喝や性暴力についても考え、理解を深めることができたようです。

 大人ワークショップでは、些細に感じる相談でも相手の気持ちに寄り添って聞いてあげることが必要なのだと改めて認識いたしました。子ども達は「分かってくれる大人が必ずいる」とワークショップで学びます。一人目が取り合ってくれなくてもあきらめないで聞いてくれる人を探せばきっと解決すると信じることは、子ども達自身が孤立しないためにも大切です。近所のおばさん、おじさんにも子ども達が相談できるような良い関係を築いていくことは地域にとっての課題でもあります。そのためにも日頃から子ども達が行事などを通して、地域の顔を知る機会を増やせたらいいなと思いました。子ども達の相談相手は親、親戚、先生、近所のおばさん・おじさん、お稽古の先生、スポーツのコーチ、先輩など様々います。皆様が各々の立場で子ども達を見守っていける地域にしていきたいですね。