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武蔵野市総合防災訓練に参加しました

今年の炊き出しは、家庭でも非常食が準備できるスゴわざが紹介されていました!(写真)

皆様、9時のサイレンに気づきましたか?

この日。武蔵野市全域20か所の一時避難所と日赤病院で総合防災訓練が行われました。武蔵野市立第一小学校でも避難所開設の訓練を市職員の初動要員の方々と一小地域防災ネットワークの方々を中心に行われました。参加されたのは、スタッフも含めて約70名。一般の地域からは20名程度参加がありました。昨年よりも参加人数が増えました!

 

さて、むさしのFMでも話題になりましたが、一時避難所について覚えておくべきことが2つあるそうです。

 

その1「建物の安全が確認できるまでは、体育館には入れません。

3時間以上は校庭で待たされることになります」

 

そうなんです。建築士の方が2名担当者がいらっしゃいますが、しっかりと安全確認をして避難所として開設して良いと許可が出ないといけません。初動要員と一小地域防災ネットワークの代表が一緒に確認作業をします。それが終わって初めて、本部や受付の設置が始まります。

 

その2 「避難所は、避難してきた皆さんで設営します。

元気な人は積極に協力してください。」

 

一時避難所には、初動要員が最低1名と避難してきた人しか集まりません。一小地域防災ネットワークの全員が集まるかどうかも分かりません。そのために、皆さんで避難所設営で必要な役割を普段から訓練しているのです。防災倉庫から大釜を出して来られますか?体育館の床を区割りして、皆さんが避難できるように準備できますか?非常用トイレの設置は?これらのことは、待っていても市の職員がしてくれるわけではありません。ですから、できるだけ多くの方に訓練に参加していただき、万全にしてほしいと強く思います。

 

 

今回の訓練の目玉は「避難行動支援」「家庭でできる非常食づくりのご紹介」でした。

 

避難行動支援訓練

武蔵野市では以前から要援護者(市の方に申請し、援護者があらかじめ割り振られている方)の安否確認をする仕組みがありました。しかしだからといって申請していない、災害時一人で避難出来ない可能性のある方たちを放っておくわけにはいきません。そこで、市の方で対象となる方たちの安否確認する避難行動支援の仕組みを新しく設定。今回は対象となる役を地域の方に引き受けていただき、避難所に集まってきた方に住所を地図を渡して安否の確認する訓練をしました。防災推進員と地域の方がペアになって出発していましたが、全員10分~20分で無事を確認することができました。

 

家庭でできる非常食づくりのご紹介

今年はハイゼックス袋を利用した非常食作りを体験するコーナーがありました。

災害が起こり、ライフラインが止まった時、カセットコンロと鍋とお風呂の残り湯があれば、家庭にある食材を利用して温かい食事が準備できます。

 

・ハイゼックス袋がない場合は家庭用ポリ袋(高密度で半透明。厚さ0.01ミリ)でも代用できるそうです。

・材料を袋に入れ、沸騰したお湯の中で煮るだけで調理できます。

・調理器具、食器も不要なので洗い物が出ません。

・家庭に常備してある食材を使ってアレンジが可能です。

ポイントは材料を入れたら、袋の中の空気をしっかりと抜くこと!空気が残っていると高温になった時、袋が破裂することがあります。ご注意ください。

 

 

この日のメニューは「白飯」「おかかごはん」「だし巻き卵」「蒸しパン」「簡単パスタ」でした。子ども達も一緒に袋に材料を入れる体験もできました。ちょうどお昼時でしたので、試食コーナーは賑わっていました。レシピも配られていましたので、我が家でも作ってみたいと思います。できましたら委員長のつぶやきでご紹介いたしますねー 蒸しパンは結構お腹が膨れて、子ども達には大人気でした!